投稿日:2020年10月17日
住宅を購入する際に多くの人が利用する住宅ローンですが、申し込めば必ず利用できるとは限りません。
住宅ローンを利用するには、金融機関の審査に受かる必要があります。
なかでも自営業の方やフリーランスの方などは、会社員の方と比べると収入が不安定な為、住宅ローンの審査が通りにくいと言われています。
会社員の場合は、勤めている会社が返済能力についての信用を担ってくれますが、自営業の方の場合は自分で返済できるということを証明しなければなりません。
自営業の方でも、事前に住宅ローン審査の基準を知り、準備を行うことで、住宅ローンは通りやすくなります。
本コラムでは、自営業の方が住宅ローンを利用するにあたり、審査をクリアするためのポイントをご紹介致します。
自営業の方が住宅ローン審査を行う場合は、一体どこを見られるのでしょうか。
審査のポイントは、会社員の方と違う点があります。
まずは、審査を通る為に必要なポイントを知りましょう!
■所得が安定していること
自営業の方が、住宅ローンを組むうえで重要なポイントは所得が安定しているかどうかです。
自営業の方は、売上から経費を引いた金額が所得になり、その所得によって審査が行われることになります。
多くの金融機関では直近3年間の所得を重要視します。
3期連続で黒字が続いていると、事業が安定していると判断されやすいです。
なお、1期だけ所得が高かったとしても、審査の基準となるのは3期分の平均です。
※平均でなく1番低い期を基準とする金融機関もなかにはあります。
直近の3期の間に、赤字の期があった場合には住宅ローンの審査を通ることは難しくなる可能性があります。
※ただし、3年連続でなくても実績として利益が出ていれば対応してくれる金融機関もあります。
■信用情報について
【1】過去のクレジットカードやローンの支払いについて
クレジットカード、キャッシングの利用履歴や返済状況などがチェックされます。
クレジットカードやローンの支払いなどの滞納でブラックリストに載ってしまうと、審査に通ることが難しいです。
これは自営業でない、会社員の方も同様です。
ただし、信用情報は一生残るものではありません。
【2】税金や健康保険料の滞納
健康保険料や国民保険料、所得税や住民税など税金の延滞もチェックされます。
金融機関は審査で提出された確定申告書や納税証明書などから、納付状況を確認します。
滞納している場合には審査に大きく関わりますので、支払い状況、納付状況を確認しましょう。
【3】他にローンを借りていないか
本人名義で他にローンを借りという場合には、ローンが通りにくくなってしまう可能性があります。
事業用に使用している物品などで融資を受けている場合でも個人の借り入れとみなされます。
他のローンが残っていたり、過去にローンの滞納がある場合には審査が通りにくなってしまいます。
可能であれば、住宅ローンを組む前に完済しておきましょう。
【4】自宅兼事務所なら、住居部分を1/2以上に
自宅の一部を事務所や店舗にすることをご検討されている方もいるかと思います。
しかし、住宅ローンが利用できるのは住居部分のみです。
事務所部分には住宅ローンが適用されませんので注意しましょう。
ただし、フラット35など床面積の1/2以上が住居部分の場合は住宅ローンが利用できる場合もあります。
次に、審査の際に必要な書類についてご紹介します。
自営業の方の場合は、複数の書類を用意する必要があります。
事前に書類を準備しておき、スムーズに審査に入れるようにしましょう!
・確定申告書
直近3年分で付表のついて確定申告書が必要です。税務署の受付印があるものを提出してください。
・納税証明書
直近2~3年分の納税証明書を提出します。税金の滞納がないことを証明するものになります。
・決算書のコピー
法人経営者の方の必要な書類になります。直近3年分の提出が求められます。財務諸表、付属明細などのすべての資料が必要です。
・既に借りているローンの借入明細
既に他でローンを借りている場合には、ローンの借入明細を提出する必要があります。
本人確認のための書類
・身分証(運転免許証やマイナンバーカードなど)
・健康保険証のコピー
・住民票
審査基準は金融機関によって異なります。
所得や支払い状況なども重要ですが、自分にとって審査が通りやすい金融機関を見つけることも大切です。
■付き合いのある金融機関に相談してみる
大手金融機関やネットの金融機関などでは審査が難しい場合があります。
もし、地元の信用金庫や地方銀行と付き合いがある場合は、一度相談してみるといいでしょう。
信用金庫や地方銀行を事業資金のメインバンクにしていたり、付き合いの年数が長い場合など、融資が受けやすくなることもあるようです。
■フラット35を利用しよう!!
金融機関の審査が難しい場合は、「フラット35」を利用する方法があります。
通常の金融機関は、直近の3年の所得が重要視しますが、フラット35では直近の1年のみで審査に出すことが可能な為、自営業の方でも利用しやすいです。
直近の1年の売上から経費を引いた「1年分の所得」が条件を満たしていれば承認されやすくなります。
フラット35は確定申告を行っていれば、開業してから間もない自営業方や、事業用の借り入れがある方でも申し込みができます。
しかし、借りやすいからといって借りすぎてしまうと将来苦しくなってしまうのは自分自身です。
住宅ローンの延滞をしてしまっては、それ以外の借り入れなども難しくなってしまいますので、無理のない資金計画を行いましょう!
今回は、自営業の方が住宅ローン審査が通りやすくなる為のポイントをお伝えしました。
以上のように、自営業の方の住宅ローン審査は通常より複雑で、審査が通りにくいとされています。
しかし、ポイントを押さえたうえで事前に準備をすることで住宅ローンを組むことが可能です。
計画的に事前準備や、資金計画を行いマイホームを手に入れましょう!!
弊社では、資金相談も承っております。
ローンについて不安な方や分からない方も、お気軽にご相談ください。
弊社は愛知県内に7店舗ございます。
住宅についてのご相談につきましては、ぜひ一度お近くの店舗にお越しくださいませ。
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