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平屋建てとは?2階建てどちらがお勧め?特徴からメリット・デメリットについて詳しく解説

投稿日:2024年06月29日

平屋建てとは?2階建てどちらがお勧め?特徴からメリット・デメリットについて詳しく解説

少し前まで一戸建てといえば2階建てが主流でしたが、昨今では平屋にも注目が集まっています。階段が無いため、小さなお子様からお年寄りの方まで、幅広い世代の方が安心して生活することができます。

しかし、検討する際には注意しなければならない点もあります。

今回のコラムでは、そもそも平屋とは何かから始め、メリット・デメリット、そして、どういった方におすすめなのかご紹介していきます。

  • そもそも平屋とは?

    そもそも平屋とは?

    そもそも平屋とはどんな家なのでしょうか。一言で言うと「1階のみの建物」を意味します。

    具体的には、階段がなく、LDKや水回り(洗面室や浴室、脱衣室など)、主寝室や子供部屋などが「すべてワンフロアにある家の形」を指します。

    さて、そんな平屋を計画する際に、まずはおさえておきたいポイント4選をご紹介いたします。

    ①空間を縦に有効活用する

    2階部分がないため天井を屋根の形状に合わせて作ることができ、空間全体に「高さ」という開放感を生み出すことができます。また、角度のある屋根にすれば、小屋裏空間(ロフト)を作りやすくなり、延べ床面積に制限があっても収納やプライベートスペースを確保することができます。


    ②廊下を減らす

    せっかく階段がなくなったのに、廊下部分が増えては移動距離が長くなり家事動線が悪くなってしまいます。可能な限り廊下を無くし、ドア一つで移動できる間取りにすれば、家事動線の効率化と、建築費用の削減が見込めます。


    ③屋根の形状を工夫する

    屋根は建物全体の印象を左右します。陸屋根や片流れ屋根、寄棟屋根など、それぞれ異なった雰囲気を演出してくれます。どのような印象の家を建てたいか、事前にしっかりと整理しておきましょう。


    ④プライバシーを配慮した間取りにする

    すべての部屋が1階にあるので、どうしても外からの視線が気になってしまいますが、建物形状をコの字やロの字にして、中庭を設ければ、採光や通風、開放感を演出できるだけでなく、プライバシーも確保することができます。

  • 平屋のメリット・デメリット

    平屋のメリット・デメリット

    ここでは平屋のメリット・デメリットについてご紹介していきます。

     メリット 

    ①安全性

    平屋には階段がなく、ワンフロアに全ての部屋が集約されます。転ぶ・落ちるといった危険性が軽減され、小さなお子様やお年寄りにも優しいお住まいなのが特徴です。


    ②効率的な家事動線

    階段が無いことで、1階と2階を行き来するといった移動時間がなくなります。平屋であれば、無駄な移動が少なくなり、効率的に家事をすることができます。


    ③大空間、大開口の間取りを自由に作れる

    平屋は1階部分に2階部分の重さがかからないため、建物の構造が安定しています。筋交いや耐力壁が2階建てよりも不要になり、柱や壁が少ない広々とした空間や、大きな開口部(窓など)を作ることができます。


    ④メンテナンスコストの削減

    高額になりやすい外壁塗装の塗料が2階建てよりも少量で済み、足場を組む必要もないので、仮設費用や人件費を抑えることができます。


    ⑤家族のコミュニケーションが増える

    1階と2階でフロアが分けられないため、家族の距離が近くなりやすいです。お子様が思春期になると2階の自室にこもりがちですが、ワンフロアにまとまっている平屋なら、自然と家族同士で顔を合わせたり、会話をする機会が増えます。



     デメリット 

    ①広い土地が必要

    平屋は2階分の延床面積が1階に集約されます。そのため、より広い敷地が必要になり、土地から探される方にとっては建築の総費用が上がってしまいます。建物の金額だけでなく、土地の費用も含めた「総額」を見て検討していきましょう。


    ②建築費用が割高になりやすい。

    2階建てに比べて基礎と屋根の施工面積が広く、コンクリートや鉄筋、瓦や防水シートがより多く必要になるため建築費用が割高になりやすいです。予算オーバーになっていないか、こまめに見積を確認しましょう。


    ③浸水被害を受けやすい

    水害時、2階建てなら2階部分に避難できますが、平屋は全ての居室が水に浸かってしまいます。道路からのGL(グラウンドレベル)を高めに設定することや、基礎の高さを標準より高めに設定することで対策をすることができます。また、土地からの購入を検討されている場合は、ハザードマップに気を付けて土地を選びましょう。


    ④プライバシーや防犯面での配慮が必要

    1階のみということは、外からの視線に晒されやすいということ。耐久性の高い構造をしている平屋のため大開口のサッシを取り入れても、視線が気になってしまっては一日中カーテンを閉めていることにもなりかねません。外構計画で背の高い縦格子フェンスを取り入れたり、道路に面している開口部には曇りガラスを採用するなど工夫が必要です。


    ⑤日当たりや通風が悪くなることも

    一般的には、日当たりや通風をよくするため、南側に大き目のサッシを設計したり、南北に窓を設けることで風の通り道を作ることが多いです。一方、平屋では敷地の広さや形状などから、すべてを実現することが難しい場合もあります。そんなときは、中庭を取り入れたロの字やコの字型の間取りがおすすめです。中庭に面するよう居室や水回りを設計し、対面に窓を設計すれば通風や採光問題を解決することができます。

  • 平屋と2階建てどちらがお勧め?

    平屋と2階建てどちらがお勧め?

    「2階建て」の場合、延床面積が1階と2階に分けられるため基礎や屋根の面積が小さくなります。建築費用を抑えるだけでなく、LDKや主寝室、子供部屋を南側に設計することで、メインとなる空間の日当たりをよくすることができます。

    では、結局のところ「平屋」か「2階建て」どちらがおすすめなのでしょうか。下記それぞれの特徴を記載したので、是非比較してみてください。

    〇予算

    平屋:屋根や基礎の面積が広いため高くなりがち。1階部分のみのため、ランニングコスト(メンテナンス費用)は抑えられる。
    2階建て:初期費用は抑えられるが、屋根や建物の形状によっては数百万円のメンテナンス費用が発生することも。



    〇土地

    平屋:全居室がワンフロアのため広い土地が必要。土地から探す場合、土地費用に注意。
    2階建て:2階層に居室を分けることで、間取り次第で広々生活できる。



    〇家族構成

    平屋:上下階への移動が無いため、全世代生活しやすい。
    2階建て:小さなお子様やお年寄りにとって階段は危険。2階部分が物置になってしまうことも。



    〇間取り

    平屋:道路からの視線に配慮する必要あり。ロの字やコの字の形状にして、中庭を作ればプライバシーを考慮した開放的な間取りになる。
    2階建て:パターン化しがち(1階にはLDKと水回り、2階に居室など)。上下階で団欒空間とプライベート空間に分けることができる。



    〇安全性

    平屋:階段など転倒要素がないため安全。小さなお子様からお年寄りまで安心して生活できる。
    間取り:階段など段差があるため注意が必要。特に幼児がいる家庭では階段の入り口にベビーゲートを設置したり、お年寄りがいる家庭ではすべり止めマットを敷くなど対策が必要。

  • まとめ

    まとめ

    今回は平屋についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
    平屋と2階建て、それぞれにメリット・デメリットがあります。特徴や家族のライフスタイル、予算、希望条件などさまざまな視点から、どのような住まいが合っているのか判断しましょう。

    ハウスボカンでは年間1,000件以上のお客様にご契約をいただいております。お客様一人一人にあった物件のご紹介をさせていただきますので、是非ご来店くださいませ。

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