投稿日:2021年12月09日
みなさんは間取り図に記載されている情報をしっかりと理解して見れていますか?
住まいを探す際に必ずと言っていいほど目にする間取り図。
間取り図を見ながら「どこにどの向きで家具を置こうか」なんて考えてる時間はとても楽しいですよね。
しかし間取り図の情報をしっかり理解できていないと、物件を検討する上で大切なことを見逃してしまう可能性もあります。
そこで今回は間取り図の語句や見るべきポイントについて解説します!
戸建てやマンションを検討する際はもちろん、中古物件のリフォームを検討している方も是非参考にしてみてください。
そもそも間取り図とは部屋の広さや形状、窓の配置などをわかりやすく表した平面図のことを指します。
見てすぐにわかる情報としては方角、部屋の数・配置・広さです。その他収納、ベランダ(バルコニー)、窓、扉、キッチン・浴室・トイレなどの位置もわかります。
そして窓の位置や方角から、日光が入ってくる時間帯や風通しなども推測できます。
これらの情報から生活をする時の動線をイメージしやすいことが特徴です。
このように間取り図にはたくさんの情報が詰まっていますが、もちろんわからないこともあります。例えば、窓の形や空間の広さなどです。
間取り図は家を上から見た状態の平面図であるため、窓の高さや形状はわかりません。また天井高や床面積といった数字だけでは空間の広さ、開放感をイメージすることは難しいでしょう。
また大きな注意点として、間取り図は建築図面とは違うということを理解しておきましょう。
建築図面とは物件を建てる際に建築家が作成する図面のことを言います。この図面を基に大工さんが建築するため、縮尺も厳密です。
それに対して間取り図は、大家さんや管理会社が独自で作ることが多いため必ずしも正確であるとは言い切れません。
次に、間取り図でよく目にする語句について説明していきます。
■PS
パイプ・スペース。
給配水管、ガス管、電気ケーブルなどが入っているスペースです。 PSが寝室の近くにあると深夜や早朝などに排水の音が気になって眠りが妨げられることもあるので、PSの位置は結構重要です。
■MB
メーター・ボックス。
検針用メーター(電気ガス、水道)が入っているスペースです。
PSと一緒にあることも多く、PSの中にMBが設けられている場合は、「MBPS」と表記されることがあります。
■S
サービスルーム(納戸)。
窓がないなど建築基準法において居室にできない部屋を指します。採光や換気の基準を満たしていなければ居室とは認められないため、窓があってもサービスルームと表記される場合もあります。
■CL
クローゼット。
主に衣料品を収納するスペースとして表示されます。一般的に和室で使用される「押入れ」とは、収納する物や使い方が違います。
■WIC/WCL
ウォークインクローゼット。
クローゼットより広く、多くの衣料品や荷物を収納しておけます。物が多い家庭にはあると便利です。
■SIC/SCL
シューズインクローゼット(シューズインクローク)。
玄関の横に設置されている1畳ほどの収納スペースです。通常の下駄箱は「SB:シューズボックス」と表記されるため、土足で入れる靴などを収納できるスペースをSCL / SICと表記して区別しています。
■ベランダ・バルコニー
お部屋の外に張り出した縁台、露台。
2つの違いは以下の通りです。
ベランダ: 2階以上にあり、住戸から外に張り出していてある程度の雨風をしのげる屋根のあるスペース
バルコニー:2階以上にあり、屋根のないスペース
自分がどう過ごしたいか、どのような環境を望むのかによって間取り図の見るべきポイントは変わってきます。そこで2つのケースに合わせてポイントを解説します。
●ケース① 家事を楽にしたい
生活する中で欠かせないのが家事。家事の時間を短くできれば自由に使える時間が増えますよね。そこで、移動にかかる時間を短縮できる動線になっているか確認してみましょう。
•キッチン周り
朝、夕方の忙しい時間帯は料理以外にもお風呂や洗濯の準備をしなければならないこともありますよね。大切なのは他の部屋やリビング・ダイニングとの往来がしやすくなっているかです。例えば洗面所まで一直線になった間取りや、リビング・ダイニングや洗面所を一周できるような間取りになっていると効率良く動くことができます。
またゴミ袋や購入した食材を楽に運べるよう、駐車場に近い勝手口がキッチン付近にあると便利です。
•洗濯
洗濯はただ洗うだけではなく、"洗う→干す→たたむ→しまう"というプロセスがあります。洗濯機から干す場所が近いとしても、それ以降の作業を移動して行うとなると結局時間がかかってしまいますよね。
できるだけ一連の流れが同じ場所で済むように、干し場や収納が洗濯機の近くに設置されていると良いでしょう。
●ケース②子育てしやすい環境にしたい
子供が生まれたため、子供が入学する前に、などの理由でマイホームを検討する方は多いですよね。そこで子育てしやすい環境が整っているのか確認しましょう。
•料理中の視界
料理をしながら子供の様子を見るためには、目線がリビングに向く対面式キッチンが最適です。しかし対面式であっても壁や柱などの障害物がある場合、死角ができてしまうこともあります。定規などを使って、料理中どこまで視界に入りそうか確認しておくと良いかもしれません。
•収納
子供が成長するにつれ、おもちゃや洋服などの物が増えていくため、収納力を見るのも大切です。もともとウォークインクローゼットやサービスルームなどの収納スペースがあればそれなりに物を置くことはできます。しかしそういったスペースがない場合は、別に収納スペースを作る必要があります。今後増えそうな物を予測しながら、収納スペースが足りそうか見てみましょう。
●その他見るべきポイント
•トイレの位置
トイレがLDKの隣に位置している場合、音が気になる可能性もあります。実際に現地を見ない限りどの程度遮音性があるかはわかりませんが、来客が多い方などは気にしておくと良いかもしれせん。
•ドアが開くスペース
意外と見落としがちなのがドアが開くスペースです。間取り図によっては記載のないものもありますが、大抵はドアの開くスペースが扇形で示されています(片開きドアの場合)。この場所にものを置くと、ドアを開けられなくなってしまうので家具の置き場や収納を考える際は要注意です。
今回のコラムでは間取り図の語句や見るべきポイントについて説明してきました。
今までなんとなくで間取り図を見てきた方も、是非住んだ後の生活をより具体的に想像するための情報として活用してみてください。
しかし、間取り図だけではどうしてもわからない情報があるのも事実です。
今後の生活をよりリアルに想像するためには、実際に足を運んで現地を見てみるに越したことはありません。
弊社では知識豊富なスタッフより、現地のご案内も行なっております。
間取り図や資料を見ただけではわからない情報もしっかりとご説明させていただきます。
店舗にて詳細なご説明も可能ですので、是非一度ご予約くださいませ。
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